意外なことに中世の人たちにとって、勤勉とは泥棒と同義の犯罪でした。というのは、一人がたくさん働けば、結果的に他の人の土地や資源を奪うことになるからです。中世の人々は、いくら働いても貧乏な可哀想な人々ではなく、「貪欲は悪」という価値観に生きていたのです。  そのため、中世の一般市民は冬はほとんど働かず、夏も日曜はもちろん、その他にたくさんの祭日を持っていました。  ローマ帝国の最末期ですら、平均週休四日だったのです。これが本格的中世になると、もう本当に人々は働きませんでした。