もう1つは、これまでの経済学に基づいた価格設定に対する疑問である。従来の経済学は、「人間は合理的な選択をする」という前提に立脚している。この前提に立つと、人間は品質が同等であれば、価格の安い方を選択するはずだ。実験の例で言えば、90ドルの値がつく品質のワインが10ドルで買えるなら、ほとんどの人は10ドルで買い、そのことに満足するだろう。
しかし実験では、実際は同じワインであるにもかかわらず、高い価格を提示されるほど、脳が感じた喜びは大きかった。そこには、我々が経験的に知っている高価のものを手にした際に感じる喜びや、「価格が高いほど、商品の品質は優れているはずだ」という一種の思い込みが影響しているのかもしれない。
こうした喜びや思い込みと今回の実験で得られた脳の反応との因果関係がさらに解明されれば、価格設定の在り方が様変わりする可能性もある。
この記事では「売り手による値付け」の問題だけを取り上げているが、これは「需要曲線と供給曲線による安定的均衡」という経済学の考え方が必ずしも成り立たないと言っているのに等しいのでは。価格が高くなればなるほど需要が増す、ということが頻繁にあると、価格を通じた配分メカニズムという経済学の割と根本にある概念が崩れたりせんか。
(via raurublock) (via yuco)
これって「消費者が自分で価値を判断できないものを買う場合には『値段』が品質判断基準の大きな要素を占める」という話なのでは?ブランド物などでも発生する現象だと思うし、要は売り手と買い手の情報の不均衡によるものだと思うから、経済学的にも説明はつきそう。
この例では、ワインのうまいまずいは特に高級ワインではそれなりに経験がないと判断できないと思うし、高いワインはむしろ渋くてまずかったりする。
(via yoosee)
もう20年以上前の話だけど。サントリーだとかの日本のウイスキーメーカーが、欧州から500円ぐらいの洋酒を輸入して数万円の値段つけて売ってるよ。というのを朝日新聞が報じて祭りに成った事あったよな。メーカー側のコメントとして「安くするとブランドイメージが崩れる」とか載ってて。
(via otsune)
3 years ago